天国に行きたいおばぁが教えてくれたこと

 

はいさい!

振付作り×フィットネスで、心と体を踊らせる!ダンスフィットネスインストラクターの比嘉邦彦です。

ダンス初心者からスタートし、あるプログラムの専属の振付師に。今は、沖縄を拠点に全国を飛び回って、ダンスと振付を作ることの楽しさを伝えています。

もっと深く知りたいという方は、こちらのプロフィールページから、ご覧ください♫

ダンス未経験&平凡男子が0.1%の振付師に。振付による逆転劇と理念を語ってみた

今日は、ウォーキングしているときに出会った、おばぁの話を書きます。

 

僕は、最近から朝、夕方のいずれかに家の周りを30分ほど歩くようにしています。

家の中でずっと過ごすより、近くを散歩することで、気持ちをリフレッシュすることができる気がしたから。

 

階段を降りながら、Air podsを両耳に入れる。
お気に入りのオーディブルを選び、家の周辺の川沿いを歩くのがいつもの日課。

 

川の音、夕日、子どもたちがおしゃべりしながら帰宅する姿。
車移動が多かったこともあり、家の周辺を歩く機会がなかった。

 

実際に歩くことで、見えていなかった風景を見ることができた。
歩きながら背伸びしたり、深呼吸をする。

 

とても心地よく、通ったことがない道を歩くのは、なんだか冒険するような気持ちにもなった。

 

30分ほど歩いた時。
少し遠目に、木のモチーフの椅子におばぁが座っていた。

 

白髪まじりの髪で、背中を丸め、川を見ている。
おばぁにどんどん近づいた時、僕の存在に気づいたようで顔を向けた。

 

目があったので、会釈すると、

「〇〇〇〇……」

 

「ん?」

 

Air podsで大音量で聴いていたため、話している言葉が聞こえなかった。
僕は、とっさに片方を取った。

 

「どうかしましたか?」
僕は、自然に声をかけていた。

 

「あぁ〜ごめんね。息子だと思ったさ〜」

 

どうやら、歩いていた僕の姿が息子さんに似ていたみたい。

「そうなんですね」

と笑顔で答えると。

 

矢継ぎ早に、

「いやね、息子はね、学校の先生をしていて…」

と語りだした。

 

沖縄のおばぁは、おしゃべり好き。

 

「そうなんですね〜(あっ、これ長くなるかも)」

と思ったものの、なぜか嫌な気持ちはなかった。

 

おばぁは、いろいろ自分のことを語ってくれました。

 

「息子や子どもたちは、学校の先生でね。頭がいいのよ」
「それに比べて、私は学校も行っていない。なにもないのよ。」

 

そして、

「私は、はやく天の迎えが来てほしいと思っているんだけどね。耳も聞こえ辛くなくなって、子どもたちにも悪くてね。」

と語った。

 

「昔は、勉強できる環境もなくてね。戦争もあったし。とても大変だったのよ。今は、とてもいい環境だよね〜」

 

たしかに。
昔に比べて、今は教育、食事など、基本的な環境の整備は整っている。

 

おばぁは、続けて、
「仕事して、ご飯を食べることができて、家族がいたら良いじゃない。それだけでいいのよ。」

 

衝撃だった。
なんだか、自分が恥ずかしくも感じた。

 

いつの間にか、当たり前になってしまって、足りていないことに目を向けていたのかもしれない。

 

感謝の言葉を伝えようとしたとき、

 

おばぁは、

「自分は頭が空っぽだからね。はやく、天のお迎えが来てほしいのよ。」

と、うつむき加減でボソッと呟く。

 

多分、勉強ができなかったこと、加齢による体力の低下もあり、気分が下がっているのかもしれない。

子どもたちにも、申し訳なく感じている。

 

僕は、思わず、おばぁに伝えた。

「おばぁは、頭がからっぽって言ったけど、子どもたちが学校の先生になっているってすごいですよ!」

すると、

 

「えっ?なんて?」

 

聞こえづらい耳に語りかけたようだ。笑

 

逆の耳に大きな声で、

「立派な学校の先生になったお子さんを育てたのは、おばぁだよ。すごいことだよ。」

 

顔を見ると、軽くうなずく。
ちゃんと伝わったみたいだ。

 

聞こえたのを確認して、続けて、

「天の迎えが来てほしいと思ってるかもしれないけど、今はその時じゃないんだよ。僕たちや、若い子どもたちに、過去の経験を伝える役割なんですよ。僕は、お話が聞けてとても嬉しかったです」

と耳元で大きな声で伝えた。

 

おばぁは、少し照れながらも、

「あんたも、早く家族を持ちなさい!」

と、なぜか説教をいただきました😂

 

その後も、いろいろタメになる昔話を聞かせてくれました。

 

オンラインレッスンもあったので、

おばぁに、

「ここを頻繁にウォーキングしているので、また会いましょう」

と伝えました。

 

おばぁも、
「また会おうね。」

と笑顔で言ってくれました。

 

なんだか、心がほっこりした。

 

過去に比べると、今は情報が多く、便利になっている。

ゆっくり歩く時間を作ったことで、近くにあった景色を見ることができた。

おばぁにも出会うことができた。
大切なことも気づけた気がする。

 

当たり前のことを当たり前だと思わない。
足るを知る、足るを喜ぶ。

 

そんなことを学べた一日でした。
また、おばぁに会えますように。

 

ではでは、今日はこのへんで。

2件のコメント

私も足るを知るを忘れていたと思います
足るを喜ぶ‥
友人がどんどんインストラクターの仕事が決まり
自信を無くしそうになっていて
今ある仕事を大事にしないと‼︎と気付かされました
ありがとうございます

足るを知る。
ということは、今の豊かな時代のときには、なかなか気づきにくいところですよね。

僕自身も、今ある状況、環境になっても、不足を感じる時があります。
ストイックになることも大事ですが、今の環境にも感謝しなければいけませんね。

ゆっくり進んでいきましょう。

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ABOUT US
kuni
沖縄県出身。 2012年、ZUMBAインストラクターとして活動。 沖縄ラテンユニットSolunaのバックダンサーとしてLA TIDAに所属。 2018年、ZUMBA JAMMERオーディションに合格。